カスタマーレビュー
おすすめ度:
そこらのアニメの企画モノとはレベルが違う 
(2005-05-15)
「アストロボーイ 鉄腕アトム」が放送されているときに出たものですが、
それとは全然関係ありません。
アニメファンとしてのお勧めは「地球の歌」。
これは80年に(おそらくTVで)アニメ化の企画が進んでいた時に作られ、
企画のペンディングと共に未レコーディングのまま眠っていた幻の主題歌。
歌い手は森の木児童合唱団。
由緒正しい子供向けアニメの主題歌ですが、オーケストラによる曲調は、
樋口氏らしいケレン味もありつつ、個性的な、それでいて(歌詞のせいもあると思いますが)
子供向けアニメの王道を外れていないという、名曲である最初のアトムの主題歌を正統に継承する、
まさに隠れた名曲というに相応しい曲です。
ZONEのメンバーによる「スプートニク・サーカス」も格好良い曲ですし、
流行のリラクゼーション風の「Retro-Future」も好きです。
アニメの企画ものアルバムというだけで片付けるには勿体ない高水準の曲揃いだと思います。
うーん、器用貧乏かな? 
(2004-12-04)
音楽的に色々なことができてしまうだけでは、優れた作曲家とは言えない。樋口さんは大変器用な作曲家とお見受けいたしましたが、いろいろなことができてしまうだけで、肝心の音楽に心がこもっていないので、人の心を動かすまでには至っていない。往年の「火の鳥2772」の頃には少し心を動かされた者としては残念な出来と言わざるを得ない。
「妥協の無い樋口」を感じる 
(2003-05-30)
クラシック ナンバー以外は樋口康雄さんの編曲ではない!?
それを知った時は、どうなるものか……と思ったものでした。
恐る恐るリリースされたこのCDを聴くことにしました。
が! しかし!! です! イヤ ハヤ ちゃんと樋口康雄の音になっていたのです♪
これほど有能な作曲家 樋口康雄氏がアレンジを人任せにしたことには、きっと御自身が
「現代のポップスの流れの中で、正直どういったテイストで曲を聴かせて行ったら良いのか……? 誰か僕よりそのへん得意な人色付けしてみてよ」
なんて考えたのじゃないかしら、と想像するのです。
しかし、
そうして出来て来た1つのスタイルが目の前に来ると、きっと樋口氏の本来の力量と音楽の本質を熟知した才能は <より、どうすべきか!> という判断を下し、
結局は自分の考える音を徹底的に求め、定着させたように聴こえます。イヤイヤ絶対にそうにしか聴こえません♪
素晴らしく素敵なアルバムに仕上がっています。
恐れることはない、少しでも興味のある方は聴くべきです。
強いて言えば、"ララバイ歌おう" は、ピコこと樋口康雄さんのピアノか何かでささやかに唄われるような弾き語りが合っていたと感じるのです。
音数は極力少なく、他につけるとしても樋口氏御自身の薄手のストリングスを重ねる程度で!
また、女性歌手の唄が多い中、ピコの唄だったら構成的にも良かったと思うのです。
あと、もう1つ。
"レトロ フュ-チャー" は、<ヴァイオリンとオルガンのためのソナタ> といった趣きを基礎にして ~ +いまの通りのラテン的なリズムがあって、の~
アグレッシヴにヴァイオリンと絡んで来るオルガンの音なんてありましたら、オルガンの音色がより<レトロ感> も増させ、よりスリリングな展開になりませんでしたかね??
もちろんオルガンは樋口康雄さんのプレイで!
70年代初頭のマイルスのバンドで聴かれたような、チックやキースのあれくらいハチャメチャに凄まじいのお♪ 弾いて下さい、樋口さーん。
"永遠の1ページ" 後のSEのセンス!
最後の最後まで樋口さんは何もかも分っていらっしゃるー 楽しませてくれる♪ アノ音は凄くレトロで! 夢を感じます! うれしくなります。
素晴らしっ!
21世紀のポップスの金字塔 
(2003-03-21)
手塚治虫氏より絶大な信頼を受けた樋口康雄(PICO)の非凡な才能がいかんなく発揮された究極のボップスアルバムです。ひとりの作曲家の作品とは思えないほど楽曲のスタイルが異なっており、しかもそのどれもが非常に完成度の高い作品です。アトムのイメージアルバムですが、すべて独立した楽曲として楽しめます。